2-40. 危険な国境越え-アガラク-
ダブリーズについたのは17時だったが、私は国境が24時間空いてるという情報を元に、そのままアルメニアまで行く方法を考えていた。 ここは国境越えの起点となる街である。 トルコに行くのか?とバスが声をかけてきて、アルメニアか...
ダブリーズについたのは17時だったが、私は国境が24時間空いてるという情報を元に、そのままアルメニアまで行く方法を考えていた。 ここは国境越えの起点となる街である。 トルコに行くのか?とバスが声をかけてきて、アルメニアか...
街中から聞こえる『チンチャンチョン』と、明らかにぼったくりのタクシーのせいで、私はイランに疲れていた。 『僕が旅した中で、人がいいベスト3は、ミャンマーとイランとパキスタンだね!』 フンザで出会った世界旅行者の言葉が、私...
タクシーに高い料金を取られながらも、ようやく見つけた宿で少ない睡眠をとった後、私は事前に入手した情報の元、目当ての宿を探しテヘランを歩きまわった。 私がこの旅で得た決定的な能力は、 英語をさも話せるかのように振る舞うこと...
ペルセポリス遺跡は、建築物にあまり感動しない私でも、感動することが出来た。 時代を思わせ、そこから見る景色は絶景であった。 これを見れば、もうこの街に用はない。 ここから次のルートは、『美しい街』と言われる第二の都市、イ...
私は完全にだらけてしまっている。 歩くのも億劫になる、あれほど熱心に歩いていた街も、今は歩く気にならない。 それがここがイランだからなのか。 言葉が通じないからなのか。 未だに固形物が出るはずの穴から液体が流れ続けてる...