2-84. 進むための一時停止-ロンドン-
再会したイギリスは、なかなか明けぬ夜と、震えるような寒さでお出迎えしてくれた。 夏に日が長いのだから、当然のように冬は日が短い。 7時になってもまだ太陽が出てくる気配すらないなんて、相変わらず私の常識はまだ日本のまんまな...
再会したイギリスは、なかなか明けぬ夜と、震えるような寒さでお出迎えしてくれた。 夏に日が長いのだから、当然のように冬は日が短い。 7時になってもまだ太陽が出てくる気配すらないなんて、相変わらず私の常識はまだ日本のまんまな...
金色の絨毯を暖かい色の街頭が照らし、街が素敵な色に包まれています。 素敵な街というのは、どんな季節、気候も着こなしてしまうものだけど、私はこの秋という季節にパリに来れたことをうれしく思います。 例えばメトロの看板も、エッ...
結局イタリアに一か月もいてしまった。 しかもそのほとんどをシエナの叔母の家で。 ロンドンにたどり着くまでは、『沈没しないように…長居しないように』と、皆からも驚かれる速度でアジアを超えてきたというのに、『友人のいるうちに...
ヨーロッパはすごい。 ヨーロッパは大都市、人々は皆イケメンと美女しかいない! ローマ、すごい全部の道はローマにつながってる! すごい、東京からも車で行けるはず! バチカン市国!世界一小さい国!すごい! あーいやだ、なんか...
ブドウの収穫を終え、私たちはシャンパンで乾杯した。 叔母曰く『閉鎖的で排他的なシエナ人』らしいが、仕事を一緒にして、毎日を乗り越えると自然と友人となっていた。 『I can’t speak English』なんて言ってた...