その業界では、ある程度まで出世すれば、神様のように扱われるが、それまでばアルバイトでもできるような、雑用の毎日が続く。
『退屈でした。』
と答えた。
その言葉を聞き、彼らは怒るわけでも叱るわけでもなく、話し始めてくれた。
自分の話を。
僕の予想では6割がいいところだったのだ。
これが僕の就職活動のすべてである。
文字にすると、こんなにも薄くて、短くて、普通のことかもしれない。
しかし、そこには文字には見えない、起こせないような苦悩葛藤があった。
一瞬でも『今死ぬのが一番幸せなタイミングかも…』と思ってしまうこともあった。
しかしそれも、自分の人生に、将来に真剣に向き合ったからであった。
自分という存在価値、生きる意味について必死に考え悩み悩んだ過程であった。
とか
『負け組ザマァ!』
とかでも構わない。でも、ここに、明るさだけが取り柄だった男でも苦悩葛藤していたこと、自分がわからずに紆余曲折してたどり着いた道が停止だったこと。
そんな男がいたことだけ知って欲しい。
そして、今後、こんな局地に追いやられた時に思い出してほしい、僕は今、夢と希望に満ちている。
それは就職しないから、働かないからではない。
とりあえずでもやりたいことを見つけたからだ。
嫌ならやめたっていいんだ、少し止まってまた歩き出せばいいと思う。
『新卒主義』と言われる就職活動において、そのブランド品を捨てた僕が、今後どのように生きて行くのか、できるならここに記していきたいと思う。
これは僕が皆に与える僅かなる希望であると同時に、進み始めた歩みを緩めないために、皆から圧をかけていただくための決意表明である。
この記事と同時に、僕がブログを始めた一つの理由が終わった。
自分の想い、考え、経験を整理するためにと始めたオナニー的行為ではあったが
少なくともこれを読んでくれる人は何人かいた、会った時に『見てるよ』と声をかけてくれる人もいた。
結局僕の就職活動は射精をすることなく終わってしまった。
社会人童貞として、3月の終わりには大学生ではなくなり、4月にはフリーターでもなくなり、ニートというレッテルを貼られることとなる。
ニートになった僕が何をしたくて、何をするつもりなのか。
皆に言うにはもう少し時間がほしいと思う。まだ大切な人々に自分の言葉で伝えられてないから。
でもそれを伝えたとき、皆も言葉に、文字にして発してほしい。
自分がどう思ってるのか、何にチャレンジするのか、どうなりたいのか。
それを話すことはきっと恥ずかしいことじゃないはずだ。
悩み苦しんでる人を救うことになるはずだ。
何年たとうが、みなと共にセックスできることを祈って、『僕の就職活動放浪記』は一旦終了する。
これは大いなる前身だ、何年たとうが僕は自分のやりたいことを見つけ、必ず職を見つける。
それまでの『一時停止』である。
こんな下らなく、薄っぺらく、少し卑猥な僕のオナ語りに付き合ってくれてありがとうございます。
今後も続きますが、皆の時間が少しでも許すなら、これからもこのブログを見てやってください。
…僕の就職活動放浪記-完-
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探しに行く準備はできてる?
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上記の北斗さんは管理人の北斗ではないのですが、同じ名前とは奇遇ですね。
探しに行く準備は出来ています。ただ、探し物が何なのか、それはまだ定まっていませんが。