AM1時のにインドのデリーについた私は7時まで空港で暇をつぶし、明け方に地下鉄に乗りデリーへと向かった。
インドのエアポートメトロは近未来的でとても美しかったが、その料金設定の高さからか、利用してる人間は少なかった。
デリー駅へとつき、宿に向かおうと思ってるとオートリキシャのおっちゃんが声をかけてくる。
『その宿なら知ってるから一緒つれていこう!』と
私は疑りながらもリキシャに乗ると、ある裏道に差し掛かった所で男ができてきて『なにやってんだよ!もうすぐフェスティバルがあるから暴動が起きるぞ!デリーの宿はすべて閉鎖される!はやくインフォメーションオフィスに行って助けを求めろ!』と言われた。
私はそのままインフォメーションオフィスに行くと、アグリからバラナシまでの移動と宿で4万円でとってあげるといわれた。
4万?と思っていたが暴動に恐怖してしまっていた私はお願いしてアグリまで運転手と二人で車で向かった。
道中、冷静になるとこれがインドで有名な詐欺なのではないかと思い始める。
その疑問はアグリの宿につき、予約していた宿に電話してから確信へと変わった。
『普通にとまれますよ?』
フェスティバル自体が嘘だったのだ。
オートリキシャ、注意したおっちゃん、インフォメーションセンターすべてがフェスティバルという嘘を共有していたことになる。
私は運転手を呼び出し、『騙したでしょ?2万でいいから返して』というと困った顔をして話題を変えたがる。
この運転手がことを理解してるのかもわからないため、私は4万の優雅な旅行と決め、楽しんだ。
料金が高いだけで、ホテルやガイド、運転手と食事がつくし、信用はできる旅行であった。
私は気持ちを切り替え、つたない英語で運転手や宿のインド人と仲良くしていた。
タジマハールは美しかった。
その壮大さは、建物のみで形成されたものではなく、庭園、そして周りの景色すらもタジマハールのためにあるように思えた。『歴史的建造物の保護』と言っても、窓から見ていた景色すらも保護するのは、日本ではできないことだろう。
インド人は金さえ払えばこの上なくやさしい人々なのだ、それは確かに日本人の私の価値観からするととても汚いものに見えるときもあるが、わかりやすくもあった。
タジマハールから宿に戻ると、一人の日本人に合った。
『騙されてしまいました』と私がいうと、なんと彼もだという
そして、彼が前日に合った男も同様の手口で騙されたのだという。
なんてことだ、ここは騙され宿だったのだ!
彼はバラナシでの再会を約束してこの宿を旅立っていった。
私は早く次の被害者がこないかと、わくわくしながら寝ることとする。
続く…
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タージマハルじゃないの?笑
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やまもと様
そうなの?私にはタジマハールと聞こえました。どっちでも同じじゃん(笑)
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こんばんは。
なんとまたハプニングがあったのですね。
フェスティバルですか。
確かにインドでは蛍光塗料のようなものを無闇やたらに塗りたくるお祭りが有名なのですがそれでしょうか?それにしては時期が違うような、、、、
でも連続して出来事があるのは北斗さんの人柄もあると思いますよ。
変に変らずロンドンまで行って欲しいです。
ちなみに今私は私は中国の端っこ、カザフスタンという国の国境に近い伊寧(イーニン)という所にいます。今日は私も宿探しで色々あり中国人専用の闇宿のようなところに泊まっています。でも奇麗な宿で食事を若い中国人のスタッフ達と彼らのキッチンで一緒に食べているので中国の家にホームステイしているみたいで感激しています。
以前ガイドブックは持っていたほうが良いといいましたがやはり一長一短ですね。
お互い多くの人に出会い素晴らしい旅になると良いですよね。
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大将様
いえ、フェスティヴァル自体が嘘だったのです、引っかかってしまいました。
これが人柄だというなら変えなければロンドンまでたどり着けないような気がします(笑)
おお、私よりも何歩も先をいかれてるのですね、うらやましいです。
こちらは日本のゴールデンウィークで日本人がたくさんいます、彼らにガイドブックを持ってないことを伝えると、たいてい驚かれます。
はい、お互いにいい経験をして帰りましょう!