2-45. この先のルートと人生を考える-トビリシ-
私は本当に我儘な人間だなぁ、とつくづく思う。 旅をしていると、家庭の事情で帰国しなきゃいけない人にも出会うし、多くのものを捨ててきた人にも出会う。 私の高校の後輩は出国もできなかったりする。 大学の友人には、そんなことを...
日本から中国を経由してインドのデリーへ。
ロンドンで待つ友人を目指して、私は旅をする。
私は本当に我儘な人間だなぁ、とつくづく思う。 旅をしていると、家庭の事情で帰国しなきゃいけない人にも出会うし、多くのものを捨ててきた人にも出会う。 私の高校の後輩は出国もできなかったりする。 大学の友人には、そんなことを...
トビリシのホテルロマンティックには光が届かない。 地下にあるためである、そのため、今が昼なのか、夜なのかわからない。 それでいて夕食がついていて、ドリンクが飲み放題(ワイン含む)なのである。 生活は当然のように荒れ、昼過...
トラブゾンはイランやグルジアとの交通の起点となる街であり、黒海に面するトルコの町である。 グルジアの巣窟を、友人と共に抜け出した私は、約8時間のバスに揺られて、トルコ初めての町をその日の夜発のバスまでのわずかな時間だが、...
ギョレメについたときに、私はその絶景に感動せずにはいられなかったが 翌朝、朝日と共に気球が上るのを見て、その時の感動がいかに小さいものだったか思い知らされた。 美しい、ただただ美しい。 緩やかに上る気球と、自然の力ででき...
-アジア大陸での終わりであり、ヨーロッパ大陸の始まりでもあるトルコ・イスタンブール。 私はアジア西の終わりに来てフェリーを待っていた。 船に乗れば私のアジアの旅は終わるのだ。 日本から上海に飛び、そこから...
アジアとヨーロッパの交差点、イスタンブール。 ヨーロッパ側から来た人間はここでアジアを感じて、アジアから来た人間はヨーロッパを感じるという。 確かに、ただ私から言わせると、アルメニアの方が『ヨーロッパ感』があったよ...
突然の物価上昇は、当然のように貧乏と金持ちを生む。 これはアジアのどの地域でも見られる状況である。 つまりはヨーロッパのように経済が悪くなってもダメ、よくなってもダメ。 まったく発砲ふさがりである。 『何してるの?』 と...
キャラクター作りというのは、対人関係において結構重要な位置を占めると思う。 こいつは陽気、こいつは真面目、こいつは何考えてるかわからない。 そんな定着したキャラクター像によって、次回からの接し方が決まってくる。 こちらは...
私の母方の祖父は築地市場で働いている。 私が市場や調理、食品に興味を持つ様になってからは疎遠になっていたため、その職場に行った事はないのだが、私にもその血が流れているのか。 私は他国のどこが一番好きかと聞かれると、間違い...
私はスコピエのバスターミナルにつく前から、マケドニアが好きになりかけていた。 それは、バスに乗りんですぐに話しかけてきたマケドニア人のおかげでもあった。 彼は『日本だろ?大好きだよ!!ニンジャサムラーイ!!日本の国旗は太...